中学3年生の国語(東書)の教科書に『何のために「働く」のか』というタイトルで5ページにわたりその内容が綴られています。
教科書に載っているってことは授業でやっているのかな。おもしろそうだな、と期待して生徒に聞いてみたら、「やってない」・・・おおぅ。
受験対策の授業でいっぱいなんでしょうか。中学生が考える「働く」ってどんなだろう。学校ではどう授業展開するんだろう、と興味深々だったのですが・・・仕方ない、これは受験が終わったら3年生に読んでもらおう!ってことで、読んでね。と、自習に来ている3年生の女の子に伝えたら「遊ぶ予定でいっぱいだから!」と笑顔で返されました(笑)
まぁ遊んだ後でいいから~。結局濁されてしましましたが、もう数名に声かけてみたいと思います。ちょっと目星つけている生徒がいるんで、ぜひ春休みに!
「もう授業もお終いかー。塾も来なくなるね」と先ほどの女の子。いや自習においでよ。「受験終わったのに?」高校生になってからでもいいよ。「いいの?」ちょいちょい高校生自習に来るよ。テスト前とか、この前の冬休みも「部活が休みになったから」と言って来たやつもいるよ。「じゃあ弟と一緒に行く~。ずっとこの塾いたからね」そうだ。開校1年目から一緒にやってきたんだよな。受験が終わったらお終いじゃあさみしいし、ときどきでもいいからおいでよ。
と、毎年卒業していく生徒に伝えています。テスト前とかにホントときどき来ます。・・・もっと来てもいいんですけどね。
あ、高校生に読ませてもおもしろいな?中学生よりリアリティあるし、世代ごとに意見を比べてみるのもいいな。書いていたら急に思いつきました。
ちなみに中3の女の子は「お金のため」と答えてくれました。ポッと聞いたので、ポッと返された言葉ですが、私が就活していたときも同じように「生活のため」と答えたことがあるなぁと思い出しました。確かにその通りですが、きっとそれだけではない。ってのも今なら分かる気がします。
“ベーシックインカム”という制度が最近のニュースで取り上げられているのを見ました。これは生活に最低限必要な収入を保障する制度で、要するに働かなくても最低限の生活はできるということですが、(実現可能かどうかは置いといて)この制度になれば「生活のため」に働くことはなくなりそうです。もしそうなったら働かないでしょうか。もし宝くじで一生暮らせるだけの大金が手に入ったら、今後一切仕事をしないで暮らしていくでしょうか。
きっとそうではない人は多くいるだろうなと思います。私ならそれでも働いているはず。先ほど書いた「きっとそれだけではない」がここにあります。それは何ですか?と聞かれるとなかなか言葉にするのが難しいですが。
講師の1人がこう言っていました。
「自分のやりたいことを実現するために仕事を使う」
仕事はあくまでツールであり、自分の目標達成に向けて使うのだと。
そーいう考え方もあるんだなーと聞いていましたが、他の人に聞けばまた違った意見が返ってくるかもしれません。きっと多様です。
結局答えはないのか!と読んでいる中学生には思われそうですが、今やっている問題と違って世の中簡単に答えの出るものばかりではないんだよ、と上手くまとめたようにして今回はお終いにします(笑)
受験までもう少し。プリントの丸付け終わって無いのにこんな長々と書いている場合じゃない(汗)
date.2025.4.4 | 計算ミスの多い中学生たちへ |
---|---|
date.2025.3.28 | 【3月のロボット】ロボコング |
date.2025.3.21 | 生徒募集チラシ |
date.2025.3.19 | 入試を終えて |
date.2025.3.11 | 面談 |