ひかり塾BLOG

1秒の定義が変わる

date.2024.12.12

中3生は理科の天体で「天体は1時間で15度回転する」と習ったばかりですね。

さて1時間とはどの程度の長さでしょうか。60分のこと?
では1分とはどの程度の長さでしょうか。60秒のこと?
では1秒とはどの程度の長さでしょうか。

???

ってなりませんか。私はなります(笑)

現在の1秒はこのように定められています。

『セシウム133原子が91億9263万1770回振動する時間』

どうですか。分かりますか?

私は???ってなりました(笑)

でも現在の1秒はこのように定義されています。

1秒について、というか時間については時計がそうなっているからと不思議に思うことなく、そんなこと考えたこともないよってぐらい感覚で当たり前のものって思ってますよね。

実はこうなっているんだ!って分かったときなんか「すごい!」って思いませんか?
思う人は私と近いタイプかもしれません。思わない人は今回の話は興味ないかも(笑)

それでですね、この1秒の定義が変わる可能性があるみたいです。

現在の1秒の計測方法では1億年に1秒程度の誤差があるらしいです。もうこれ誤差ないじゃん!今の科学すごいね!って思うんですが、新たに注目されているのが「光格子時計」です。詳細はこちらを読んでください。

この「光格子時計」の精度は100億年に1秒程度の誤差。今の100倍の精度です。正直桁がすごくてそこまで必要あるのかって感じですが、あと6年後の2030年にはもしかしたらこの「光格子時計」が1秒を定めることになっているかもしれません。

なんとなく当たり前で使っていたものが実はこうなっているんだって知るの面白いですよね。何かふとしたときに「これってなんでこうなっているだろう」と思うことがあると思います。そのときはぜひ調べてみましょう。今はAIで調べるのが簡単かつ便利でいいですよね。